陳情の先を行く部屋

基本的に二次創作を公開しているブログです。楽しく読んでいただければ幸いです。

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フォースの暗黒面抗いがたい

 案の定七姉妹学園の中は完全な異界となっていた。中に入り込んだ瞬間ナイトメアが三匹襲い掛かってくる。それをピクシー先輩が高速のパンチで一気に沈める姿は何時もながら頼もしい。物理最大火力がピクシーだとか絶対間違っている。おい、少しは根性見せろよオニ。

「さ、サマ、ナー」

 声に釣られて入り口の方を見る。

 入り口のドアが狭すぎて引っかかって抜けられないオニの姿がそこにはあった。おい、お前そこで何をしてんだよ。

「ひっか、かった」

 泣きそうな顔をすんなよおい! おい、ちぇーふぇーちゃんも笑ってないで助けようぜ……え? ピクシー先輩が手伝ってくれる? マジっすか? ピクシー先輩が手伝ってくれるのなら百人力っすよ! ほら、オニの奴を助けてさっさと仕事を終わらせようぜ皆! この異界だったらボスのレbルは15前後だろ?

「アギィイイイ!!」

 あ、オニが死んだ。すげぇ。オニってあんな風に飛ぶんだ。


 裏に回り込んでアギ(物理)で入り口ごとオニを中にぶっこむ……その発想はなかった。というかピクシーに一撃で殺されるってオニってなんなんだよ……。

「マスター、リカームの許可を。―――リカーム」

 命令を待ってください! 一応俺サマナーなんですよ! 業界でも期待のキチガイって……あれ? 期待のキチガイ? ……それって期待……されてるの……かな……?

「さ、サマナー! オニも生き返りましたし先へ進みましょう! ね? ね?」

 ハトホルさんがそう言うのなら進もうか。うん。ハトホルさんだけは俺の理解者だよ……。

 そう思い進もうとして、チェイフェイちゃんの姿がいない事に気づく。チェイフェイちゃんどこ? と思っていたら東側廊下の方から血まみれのチェイフェイちゃんが返ってきた。

「何かウザイナイトメアとか成仏したがってる死人がいたからヌっ殺してきた……コン」

 この狐マジで容赦がねぇ。


                           ◆


 結局まずは様子を見ながら校内を回る。典型的な異界だ。どこかに異界の主―――この学園を異界化させた存在がいる。それをどうにかしない限りはこの異界は解除されない。一階と二階の悪魔はチェイフェイちゃんが捕食してしまったために特に問題はなかった。問題は三階へと到着した時だった。悪魔の強さに変化はない。この程度の強さの悪魔だったら適当にパンでも貢げば大人しくしてくれる比較的良心的なレベルと知能の悪魔ばかりだ。問題は校長室へ到着した時だった。

「Persona!」

 なんか異能覚醒してらっしゃるぅ―――!?

 背後に現れるビジョンは間違いなく悪魔の―――ペルソナの姿だ。あぁ、また裏の業界のお友達が増えた。タルタロスの子供たちがこっちの世界に首を突っ込まないのは嬉しいが、制服から見て目の前の少年少女たちは間違いなく家でお留守番している公子ちゃんの同類だ。ペルソナ使いだ。

 やぁ……面倒だなぁ……。


                           ◆


「は、はっくしょん! わ、私今ご主人様に噂されたのかな? かな!?」

「サマナー早く帰ってこないかな」

「この人間テンション高すぎてついていくの無理……」


                           ◆


 と、そこで少年少女三人組の包囲網から悪魔が抜けだす。まだまだ区政仕立てなのか、戦い方が下手だ。それでも上手く戦えてたのは才能を持っているからっぽいが、やっぱり隙が所々で来ている。そこから悪魔は抜け出して。

「いっただっきまぁーす!」

 逃げ出した先でチェイフェイに食われた。

「バリバリ。ムシャムシャ。グキグキボキバキゴキグリ」

「……う、わ、ワオ」

「あ、アイヤー……」

「……」

 チェイフェイちゃーん? 言っておくけど人前では行儀良く食べなきゃ駄目ですよー? え、マグの一欠けらも残さない? うんじゃあ大丈夫だね! あ、あとオニ。お前いい加減ドアでつかっかるのやめろ。

「アギィイイイイイイ!!!」

「あぁ。またオニが……」

「リカーム」

 オニがドアにひか狩ったらアギをぶち込んで蘇生するのは君らの新ネタなのかな? そうなのかな? これ以上サマナーの胃に負担をかけないでくれると助かるなぁ……え、今度は違う芸を公子ちゃんと一緒に見せてくれるの? うーん、出来たら永久封印してくると助かるかな! あ、無理ですか。そうですか……。

「マスター、ディアラマの許可を」

 俺の胃に回復魔法は使っても意味がねぇんだよおおおおお!!!

「承知しています。無駄な努力だと知らせたかっただけです」

 ンな事しなくていいんだよおおおおおおおおおおおおおおお!? はぁ、はぁ、はぁ……あ、どうも。七姉妹高校の生徒の皆さんですか? えぇ、君たちの先生に雇われたサマナーですよ……フーフー……あ、この光景は何時もの事なので気にしないでいいですよ? えぇ、何時もの事なので胃がいてぇ……。

「デビルサマナーって予想以上にハードそうなんだな……」

 おい、同情の目で見るなよ。解ったよ。ウチのメンツは少々エキセントリックだよ。それだけは認めてやるよ。それより君たち、これからもう面倒だから時計塔のドアぶちやぶって中で頭キメちゃってるヤツちょっと本気でフルボッコするんだけど……ついてくるのかな? かな? フーフー……。

                      「「「遠慮します」」」

 そうなの? 残念だなぁ……あ、でも君たちこれからもペルソナ使いとして活躍するんでしょ? そうなんでしょ? だったら少しは社会勉強した方がいいんじゃないかなぁ……。

「あははは、僕達は自分たちでどうにかなりますよ……な!」

「そ、そうよ! なんとかなりますよ! ね!」

 そうかぁ……そうなんだぁ……なら仕方がないね……行こうか皆……うん。主犯逃がさない。悪いけどサンドバッグになってもらおう。

「私の拳が光って唸る……!」

「そうそう、サマナーはもっとはっちゃけないと! もっと欲望を解放しないと! ……コン」

「あぁ、サマナーの思考がD/Cへ……!」


                           ◆


 数分後、時計塔からはしばらくの間悲鳴が響き続けたという。


 ―――七姉妹高校調査依頼完了。
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| 短編 | 21:05 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

うわっ、すごいギャグ。
オニさんお疲れ様DEATH.

| ろくぞー | 2012/09/06 21:10 | URL |

欲望こそ生きるエネルギー!スバラシィィィィ!!

だから、その欲望を解放しろってコトですねwww

| 尚識 | 2012/09/07 10:16 | URL | ≫ EDIT















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