陳情の先を行く部屋

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~Epilogue~



 ―――ある日の朝、教会に光の軍神、マーズテリアより言葉があった。

 その言葉はとても短く、完結的ではあった。

『天に乱れあり。これより人の世に戦乱と時代来る。我が信者よ、心せよ。これよりこの世に魔の神と魔を宿す人による神々の黄昏訪れる。武を磨け。知を高めよ。守りを固めよ。災厄に備えるべし』

 これを受け、各国の動きはさらに活発化した。多くの国々が魔神等の強襲に備え軍事力を強化し、フリーの傭兵を国の兵士として矢と入れるなどの行動を起こし、世界が動き始めていた。

 だが、災厄の到来を伝えたのは決してマーズテリアだけではなかった。

 小国に存在し、人々に助言を与え見守る、精霊から成長したといわれる神、『水の巫女』。彼女も世界に向けて言葉を発していた。『東方より災厄の種来たる。その災厄力をつけやがて神々のあり方を壊すであろう』、と。


 ―――――――――神々の黄昏は不可避だった。


 人の世に神々の言葉が伝わってから1年。次の年には既に多くの魔物が凶暴化し人を襲っていた。だがそれだけではなく、魔神級の力を持った者が単独で国を攻めては国を落とし、己の国とする。そんな魔物や魔人が現れ始めていた。神殿教会もそれに対応するべく保持する神格者や多くの騎士を出すが、それでも魔物の被害や魔神達による凶行は減る所ではなく増えていった。

 光の勢力が教会だけでは、圧倒的に暴力に対する力が足りなかったのだ。

 それからだろうか、各国の軍事力が上昇し始めたのは。否、それは国が力を増したのではなく、未曾有をの危機を前に、人が進化を、成長を始めたのだ。今までは限界だったといわれるレベルまで到達しても、さらに成長を続ける者が段々と現れ始める。人間が、理不尽な力に対するための、対抗するための種族としての進化だった。

 凶暴化する魔物にそれに対抗するために強くなる人間。

 光の勢力対闇の勢力、世界全土に広がった神々の黄昏はまだ始まったばかりである。

 その争いに関われないものなんて存在しない。誰もが奪おうとし、奪われまいとしようと抗っている。

 ―――そしてそれは『彼』も変わらない。

 世界は動く。神々は動く。そして人も動く。

 その中でやはり、『彼』も動く。流転し続ける世界で人々は休む事無く日常と非日常を繰り返すように行き続ける。この世界の神話はまだ始まったばかり。

 『彼』もまた、世界と共に流転し続ける……。
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| 神殺しで戦女神な物語 | 13:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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