陳情の先を行く部屋

基本的に二次創作を公開しているブログです。楽しく読んでいただければ幸いです。

2013年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年08月

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修剣士 ―――アイ・キャント・シー

推奨BGM:Burlesqu


「それじゃあ始めようか?」

 学園の敷地は広大だ。校舎の外へ出れば腐るほど土地は余っており、そこで自由に訓練する事を許されている。とはいえ、普段、というかほとんどの生とは修練場を利用している。そこには訓練に必要な道具の全てが揃っているからだ。だから態々外で体を動かそうとする酔狂なやつなんて中々いない。それを個人的にはもったいないと思う。確かに道具を引っ張ってきたりと面倒な部分があるが、それぐらいの労働を面倒がってどうするのだ。自分がルーリッドにいた頃なんて凄まじく苦労をしたものだ。何せキリトがいう”装備レベルが足りない”ものを毎日握って振るって、そして汗を流したものだ。

「はい!」

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| 断頭の剣鬼 | 20:42 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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修剣士 ―――ミー・アンド・マイセルフ

推奨BGM:Bottomless Pit


 キリトと解れて向かう先は上位修剣士用の修練場、個人的には無駄に広すぎると思う程に広い修練場だ。元々は十二人全員が同時に使用して使われる事を想定した大きさなのかもしれない、とキリトは言っていた。そう言われればなるほど、と納得できる広さの修練場だった。全員が槍を持って振り回したとしてもまだ十分なスペースが余る大きさだ。キリトは無駄に面倒な奴と関わらずに済むから丁度いい広さだ、と言って修練場の中で無駄にバク転をしたり、色々と曲芸染みた動きをロニエとティーゼに披露していたのを覚えている。……自分についた修剣士に自分の知識の一部か、技の一部を提供して教育するのも上級修剣士としての義務の一つだ。その為にキリトはアインクラッド流から一部の連続剣技を伝えている。型が剣術の主流となっている中、連続で剣を動かして戦うという戦闘方法は実に実戦的だ。そこに型の様な美しさはないが、一つの完成された芸術だと個人的には思う。

 修練場の中には運よく誰もいなかった。何せ、他の上級修剣士とは正直折り合いが良くないのだ、自分たちは。キリトはデタラメに強すぎて嫉妬の対象に、そして自分は田舎からやってきた農民という事で差別の対象として、そういう目で見られている所がある。いや、貴族には特に嫌われている。その嫌われ方を”頭が悪い”とキリトは表現していたが……それはまた別の話だ。問題なのは他の上級修剣士がいると、向こうが此方に絡んでくるので鍛錬に身が入らないというのが問題だ。いや、キリトに雑音の排除の仕方は教えてもらった。集中すれば無視もできるだろう。だがそうやって無視していると直接かかわってくるのが非常に面倒な所だ。

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| 断頭の剣鬼 | 16:02 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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修剣士 ―――アラウンド・アス

推奨BGM:Burlesque


 ゆっくりと、目を開く。素早く起きるのが何時もの事なのだろうが―――起きる前に手を額に当て、顔を半分隠す様にして天井を睨む。

「……もう、二年か」

 二年。この世界へとやってきて二年。得るものが多く、そして失うものも多い二年だった。だがまだ大丈夫。狂ってはいない。俺はまだ狂ってはいない。まだ理性をギリギリの位置で保っている。絶対に”ああいう風”にはならない。ならない、なりたくない。ギリ、と強く歯の奥を噛む。流石に二年間もここにいれば段々と自分が汚染されて行くのは解る。その度に昔を思い出し、そして昔の自分であろうとして、何とか理性の淵に留まっている。

 ……さて、後どれだけ持つやら。

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| 断頭の剣鬼 | 13:06 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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修剣士 ―――スウィート・パイ

推奨BGM:Burlesque


 街の喧噪は嫌いじゃない。なぜならそれはそこにあるという証なのだから。

 手の中に握りしめた銀貨をしっかりと持っている事を認識し、夜の大通りを歩く人の波を縫いながら歩く。夜の大通りにはそれなりに人が多く、昔のアルンの大通りを思い出す。ここを通る時はちょっとくだらないかもしれないが、いわゆる”自分ルール”というもので遊んだりしている。

 つまり誰ともぶつからない事。

 人が多く、通れる場所は狭い。場所によっては人の壁ができている。だが一度も体の動きを止める事無く、死角から死角へ、体を滑り込ませながら歩く。一度それに集中しすぎてサイフを落とした事があるので、それ以来必要な金以外は手に持たない様にしている。手の中に持っている金はそういう理由である。

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| 断頭の剣鬼 | 14:17 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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CCC-34

「プロメテウ―――ス!!」

「うるせぇ」

「ぐわぁ―――!」

 ガトーがシャヘルの蹴りを食らって軽く床を転がる。そのまま迷宮の壁まで到達し、壁にワンバウンドしてから地面に再び倒れる。それをシャヘルは足で踏み、身体の動きを止める。さりげなくスカートの下が見えない様に片手で抑えている辺り、流石の配慮……というべきなのか? エリザベートのパンチラっぷりを見る限り、あちらの貴族さんよりはずいぶんと淑女的だ。

 まあ、ともあれようやくガトーを確保する事に成功した。蹴りを食らったというのに目を回すだけで済ませているガトーが凄いのか、もしくはシャヘルが手加減したのかは知らないが、ガトーは傷の無いように見える。とりあえずガトーよ、元気か。

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| 断頭の剣鬼 | 23:54 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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CCC-33

 第四層。そこへ再び踏み込む。生徒会からのサインで既に再構築が完了しているのは知らされている事実である。故に恐れることもなく、再び迷宮へと入り込んだところ、全身を通過する様にプログラムが走るのを目視する。プログラムの内容を軽く解析する程の技量は自分にもある。だがそれを解析する前に、横に出現したシャヘルがあっさりと答えてしまう。

「うん? 医療用スキャンじゃないか」

 ときどき思う事だが、この相棒は何故ここまで電脳空間で使用される技術に関して詳しいのだろうか? 一応電子技術に関してはハッカーである此方の領分なのだが、スコラ編少し秘境ではなかろうか。

「なにを馬鹿な事言ってるんだ。俺がまだ人間だった頃は電子技術が一番発展していた時代だぞ。というか、量子通信技術を確立させたメンバーの一人が俺だ」

 ドヤ顔でシャヘルがそんな事を言うが、量子通信技術って凄まじい技術だ。何せそれは霊子通信技術のベースであり、そしてその発展には必要不可欠な技術だったからだ。―――まて、色々と情報が多くて混乱している。え、元人間? 神霊? 英霊?

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| 断頭の剣鬼 | 22:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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CCC-32

 仕方がなく迷宮から再び旧校舎へと戻ってくる。体を軽くストレッチし、桜の樹へと入ろうと振り返るが、

『す、ストップです先輩! 流石にまだ組み換え中です! もう少しゆっくりと時間を潰してください! 流石に無謀すぎです……』

 と言われ、動きを止める。組み換え中であればそのまま向こう側へとショートカットできないものかと思ったが、流石に無謀だったらしい。入れるようになればどうせ桜か生徒会室の誰かがアナウンスしてくれるはずだ。それまでは純粋にどっかで時間を潰す事にしよう。

『何故最初からそうしないのよあんたは……』

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| 断頭の剣鬼 | 20:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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CCC-31

 ジナコの事を諦めて迷宮へと向かうために一旦準備を整える。その為に購買部へと向かうと、そこには相変わらず頭がおかしいとしか表現できない言峰綺麗の姿、つまりエプロンカソック姿の言峰店長の姿がある。この姿もだいぶなじんできたなあ、等と思いつつ購買の品ぞろえを確認するとそこには見慣れないアイテムが幾つか増えていた。……確かにゲームというものは進めばアイテムが増えるのがお約束だが、これらのアイテムを言峰は何処から引っ張ってきたのだろうか?

「なに、最強の店員を目指す以上、私も仕入のルートは増やし、確保しているだけという事だ」

 言峰がコツコツ手作りしているのではないかと思ったが、そうでもなかったらしい。

「それはそれで嫌だ」

 シャヘルの言うとおり確かにそんな言峰は想像できないし、嫌でもある。このままの麻婆な店員でいて欲しい。もはや聖職者という設定は何処へ行ったのか、という感じではあるが、この感じはあっていると思う。

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| 断頭の剣鬼 | 18:54 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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CCC-30

 寝起きだが、少し体がだるく感じる。……いや、気が重いというべきなのだろう。

 数時間前……いや、昨日のBBチャンネルとかいう珍妙な回線ジャックのせいでラニが敵側にいると知ってから気が重くてしょうがない。凛に続きラニと、自分の友人に当たる人物をピックアップしてくるBBの性根の悪さはもはや筆舌しがたい。ともあれ、凛を解放してこれで一歩進んだと思えば今度はラニが敵として立ちはだかった―――おそらくリンと同じく、洗脳されている状態で。凛によれば洗脳されていると感じず、自分の意志で立ちはだかっていると感じるらしいので非常に厄介だ。

 ともあれ、やる事は一つしかない。今日も今日で、迷宮を突破するしかない。

 ベッドから起き上がり、着替え終わると端末にピピピ、と音が鳴る。朝食を作ろうと台所へと向かうシャヘルの姿を無視し、端末の通信ボタンを入れる。その向こう側から聞こえたのは意外にもユリウスの声だった。

『昨日は大変だったな。よく眠れたか? なら早く生徒会室へと来い、仕事だ』

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| 断頭の剣鬼 | 15:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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