陳情の先を行く部屋

基本的に二次創作を公開しているブログです。楽しく読んでいただければ幸いです。

2012年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年02月

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|ω・`)キャラクター……作ろうぜ?

 許可を戴いたので、魔王告白シナリオのキャラメイクの時のちょっと、というか結構カオスで頭の痛くなる会話を限定ながらお届けします。内容が非常に”アレ”なのでカオスになれている皆なら大丈夫だね! ……おや?

 ※ナイトウィザードを知らないと意味の解らない話です。

 ルルブはほぼ全部そろっています。
 総合レベル15作成。
 初期金額500万。
 経験点180点。

 超破格の作成条件。

 だが死ねる。即死できる。というか勝ち目の見えない戦いらしいので……

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| 雑記 | 20:11 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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|ω・`)<てんぞーちゃん、セッションしませんか?

 最近スランプを感じて執筆速度が落ちながら大学でレポートに追われる毎日。入り浸っているチャットルームでちまちまオンセをしながら怠惰に過ごす毎日。なあなあふざけて土下座して好きな金髪巨乳を叫んでいる中、一人の勇者が立ち上がった。

「てんぞー! ナイトウィザードで総合レベル15キャラ作って魔王コロコロしようぜー!」

「神殺しチェーンソウ忘れるなよー! ヒャッハー!」

※実際の発言とはかなり違います

 あれよあれよという間に五人ほどで挑むムリゲーセッションが決まりました。使用ルールブックはファー・ジ・アース以外全て(持ってないので)でも参加者の一人が近日中に手に入れるそうなので、完全な状態で挑めそうです。

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| 雑記 | 17:09 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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Child and Help

 教会という場所は意外と身近だった。それは俺、という人物を育ててくれた人たちの内、教会で働く人が三人もいたからかもしれない。神父とシスターの夫婦。そして人一倍、父の事を強く想っていた姉代わりの人物。今更の話になるのだろうが、本当に違和感のあるメンバーだと思う。それはこうやって一人で生活を始め、世俗に染まってやっと見えてきた事だ。だけど、あの頃は疑いもしなかった。小さな孤児院の直ぐ傍に、小さな教会。

 その小さな世界が俺の全てだった。

 教会がある、といっても実は礼拝とかお祈りをするわけでもないし、教えを説くわけでもない。基本的に懺悔専用だったんだ。本当に、おかしな教会だ。教会といえば神様をまつる場所で、何らかの宗教に属している者が訪れる場所なんだ。なのに神父も、シスターも、姉代わりも、そして他の皆も。誰も信仰を持っていない。その事が不思議だった。服装はカソックだったりするのに、何故あの夫婦は信仰をしてないのだろうか。

 子供の頃、その疑問を思い切って姉代わりに聞いてみた。

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| 短編 | 21:13 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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Mistake And Correction

 もちろん、努力は怠らない。

 教わり、継承したものがある。だからといってそれがそのままでいいとは限らない。麻帆良が襲撃を受けているのであれば夜のうちに技を使えばいい。それだけの話で済むのだが、常に実戦が得られるわけではない。いや、むしろ少ないぐらいだ。良く考えればここは現代日本で、過激派と呼ばれる人間が襲いにかかったとしても、人員には限りがある。そうしょっちゅう襲われているわけではない。そんなに頻繁に襲撃があれば向こうの人員が底を尽きるからだ。

 だから傭兵を雇って襲うのか? そんな可能性があるのかと問われればノー、と言える。なぜなら傭兵たちも麻帆良の防御力の高さを知っているのだ。ただでさえ結界を張っているのに、その上優秀な魔法先生を多数保有しているのだ。最悪、記憶の大量消去を念頭に置いて行動すれば、出し惜しみのない行動だってできる。

 どんな場所であっても、防衛とは常に楽なものだ。

 特に防備がしっかりとして、優秀な土地であれば。

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| 短編 | 21:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Night, Knight and Light

「んで、どうなんよ」

 横に座る、麻帆良の表向きの最強戦力に向かって臆する事もなく絡む。つまり、高畑・T・タカミチに絡む。

「どう、って?」

「おいおい、しらばっくれんなよ。どう? つったら今超話題になってるハイパー天才少年の話しかないだろ。今アッチ関係のんいんげんが頭揃えて話すと言ったらそれについてしかないだろ。という俺、お前がそこまで察しが悪いとは思わなかったぞ」

 そう言いつつ焼き鳥に被りつく。塩のきいた焼き鳥が焼酎に合う。これの味を理解できないやつはガキだ、というのが持論であり、教わった無駄知識の一つでもある。だがこうやって少し歳を取って、色々手を出せる様な年齢になってみると、やはり俺は不良彩度の人間らしい。タバコと酒なしじゃ生きられないからだ堕。まあ、だからといってなしじゃあ生きられない、というレベルにジャンキーというわけではないが。

 横で焼酎のコップを持つ友人の玖錠正太郎が嫌そうな顔をする。

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| 短編 | 21:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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A Morning Gone

 頭が痛い。

 痛みを訴える頭をどうにかしたい。原因はわかる。それは周りに散乱しているビール缶が物語っている。この数をよくたった二人だけで捌けたものだと思う。体を持ち上げようとして、うめき声が口から洩れる。流石に飲みすぎた。偶にハメを外すとこうやって加減が出来なくなってしまうのは非常にダメな事なのかもしれない。だが、まあ、直そうと思って直せることでもない。

 素直に自分はだめ人間だなぁ、と頭を切り替えて後始末に入る。

 昨晩の内に用意してあったごみ袋の中にビール缶を捨てる。安月給の職員にワインを購入して飲みまくる余裕などない。故に安いビールで悪酔いして潰れる以外にはないが……今回はその量が多すぎた。最後の方の記憶が軽く飛んでいる気もする。

「うぐっ」

 頭が痛い。

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| 短編 | 21:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日常の狭間

 朝日が眩しい。既に早朝は過ぎ、都を覆い隠す朝霧が少しずつだが無くなってくるのが見える。霧を裂いて差し込んでくる日差しは強く、本日が天気の良い日になる事を証明していた。それを認識しつつ、埃や泥等で軽く汚れた自分の体を少し動かす。関節の各所が疲労で熱を怯えているのが感じられる。軽く掃出し息にも疲労が混じっている事を感じられる。疲れを感じつつも、やり切った感覚を感じ、近くの階段に腰を下ろす。

 視線を持ち上げれば朝日が差し込んでくる、雲の切れ目が見える。その光景に軽く感慨を抱きつつ、個人所有の位相空間に保管しておいた携帯食料を取り出す。笹の葉でくるまれたそれは極東式の携帯食料、忍者フードと言えるものだ。こうやって徹夜明けの日、屋敷に戻って食べる時間がないときに腹を膨らませるためのものだ。この食料の中には食符という食べる事の出来る符が小さくだが混じっており、それを食べると腹が膨れるようにできている。非常に便利な携帯食料だ。腹が膨れ、栄養があり、そして保存できる。味もそこそこ行ける。ただ味気ない事だけが弱点らしい、弱点だろう。

 だがこういう生活がもうしばらくも続いていると正直飽き飽きしてくる。

 いい加減、鹿角の温かいご飯が食べたい。

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| 境界線上の写本保持者 | 15:16 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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渇望 ―――アイ・アム・ボーイ

推奨BGM:Sol lucet omnibus


 どうでもいい。

 それがキリトという幼馴染とアリスに対する初めての印象だった、

 どうでもいい。心底どうでもいいと、そんな風に思っていた。だって僕の人生に彼らが介在する余地何て存在しないから。木こりとして一生を過ごす。それが現実。夢を抱く必要はない。なぜなら悪魔の気を伐り倒す事なんて無理で、夢を見るのは無駄なのだから。諦めるわけではない。ただ現実を知るだけだ。どうせ無駄だからと、諦めるわけではない。歴代の誰よりもうまく龍骨の斧を振るえると信じている。自信がある。だが、それだけであの樹に敵う事は出来ない。

 だから自分が一番であり至高であると証明するために、無心に斧を振るう。

 それだけで良かった。少なくとも、初めはそう思っていた。

 同じ木こりの天職を与えられたキリト共最初は口数が少なかった。幼馴染だから交流がある。そんなのは嘘だ。結局のところ、関わろうとするから交流が生まれるのであって、その意思がなければ交流が生まれる事はない。だから、一緒にギガスシダーを伐る少年。キリトがやってきた時だって有象無象としか認識がなかった。自分以外は限りなくどうでもいい。それが僕の考えだった。龍骨の斧を握って、それを叩きつける。それだけの日常。

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| 断頭の剣鬼 | 15:07 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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ぬぐぅ……

 ド-モ=テンゾーサンデス。

 どうも、スランプ時期に入ったっぽいです。ここ最近の数話見ればクオリティ下がったり、遅かったりしてたり……まあ、そういうわけです。感覚としては”調子が悪い”って感じが正しいのでしょうか。

 まあ、書きにくいからって書けないってわけじゃないんだけどね!

 そこらへん、ほら。良く調きょ……ゲフンゲフン……訓練されているのでね。

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| 雑記 | 14:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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渇望 ―――モンスターズ・ハイ

推奨BGM:Thrud Walkure


 ―――頼もしすぎるだろ。

 横に立つ青年の姿は数年前、一緒に肩を並べて戦った男の姿を思い出す。これが意図的なのか、そうではないのか。正樹が剣を握る構えは完全に”サイアス”だった頃の明広と酷似している。どこまでも力を渇望し、そして数えきれぬ程の首を切り落とし、屍の山を気づいた最悪の剣鬼の姿に。自然とあの頃の、濁った瞳を持っていた明広の、赤い衣姿が今の正樹と重なる。背丈も近いし、筋肉の付き方もあの頃とは似ている。今では完全な別人だが―――なるほど、やはり兄弟なんだろう。似ている。だけど、唯一違う点が、一点だけ”サイアス”と違う場所がある。

 目だ。

 横に並ぶ正樹の目を見れば解る。そこには濁りの欠片もない。覗き込めばどこまでも吸い込まれそうに透き通って見える。その姿は湖に叩き落される前とは全く違う感じがしていた。そして、それは幻想の城で戦っていた”サイアス”が決して得る事がなかったものでもある。表現するのが難しい。だが解る事は、この刃は継承されたのだ。

 サイアス/明広に始まり。

 キリト/和人を通し。

 そして正樹へ。

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| 断頭の剣鬼 | 09:27 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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渇望 ―――シャタリング・ランブリング

推奨BGM:Et in Arcadia ego
*1推奨BGM:Thrud Walkure



 眺めている。

 空を眺めている。

 木々は全て高揚し、美しい色に庭園を染め上げている。ほとんど手が加えられていない事を考えれば、これは自然が生み出して芸術だと評しても問題はない。その美しい光景を眺め―――眺め続ける。まだ時間までは相当ある。だとしたら少しぐらい時間をかけても問題はないだろう。なぜならばこれは自分にしかできない事だ。自分にしかできないからこそ、やってのける。自分の役割を果たそう。

 だから、眺める。

 この芸術を、この夜の庭園を。

 もう、見納めになるのだろうから。

 両手で握るのは布に包まれたものだ。それを両手で抱きながら、夜空に移る星々を見る。美しい夜空だ。空気が綺麗であるここでしか見れない光景だろう。この空を当たり前のものとして生きるものは多い。それがどんな犠牲で、どんな代償を持って維持されているのか。それは知らずに多くの人間はのうのうと生きている。非常に腹立たしい事実だ。この近辺はごくわずかな例外に含まれるだろうが―――それでも事実に変わりはない。

 狂気と血涙で作り上げたこの黄昏の国。

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| 断頭の剣鬼 | 11:43 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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追走 ―――ディープ・ウォーター

推奨BGM:Deus Vult


 蛮刀に心の力を通す。そして力を通すのと同時に、不思議な驚きを得る。武器は自分の体の延長線上に存在するものだと俺は認識している。自分が一流だかどうかはわからないが、握って、振るえば武器の事は大体わかる。だからこそ、見た目とは裏腹に、この得物が良く整備されており、それでいて特別何か施されているわけでもないという事が解る。純粋に、この武器は大事にされている。何故だか妙にその事実に嬉しくなる半面、

 神経は、頭は、凍らせるかのように冷静になって行く。横で槍を握る正樹は―――正直期待できない。存在としては頼りにしている。だが、戦闘となれば期待できるかどうか、と言われてしまえ場駄目だ。俺の様に心意が使えるわけではない。ゴブリン……ウガチの筋力を見る限り、一撃で槍を折られても違和感はない。それでも、

 頼るしかない。

「これ、無理じゃないかなぁ……」

「あ、やっぱり?」

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| 断頭の剣鬼 | 17:23 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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追走 ―――イン・ザ・ダーク

推奨BGM:Schutz Staffe
*2推奨BGM:Deus Vult


 光が灯る。同時に洞窟の広さは復活し、自分の状況が最悪に位置する事が理解できる。

「ユージオ!」

「うっ……くっ……」

 その名を叫んだのは俺でも正樹でもない。口が自由になっているセルカだ。つまりユージオは一定の成果を上げることに成功しているだがそこまでだ。セルカの猿轡は外され、両手足を縛っていた縄も切れている。だがあそこまでだ。セルカは肌の黒い、ダークエルフの様な種族のアーチャーに抑え込まれ、そしてユージオ自身は―――ゴブリンの様な種族に頭を踏みつけられ、身動きが取れない状態にあった。その状況に対しセルカは悲痛な叫びをあげ、たき火の位置にいる俺と正樹は黙って状況を見る。

 俺と正樹はこの広間の反対側にいる。そしてユージオ達がいるのは中央部分だ。身体能力が現実レベルへと落ちている今、俺と正樹、走れば早いのは背が俺よりも高い正樹だ。足が長い分、同じ速度で走れるとしたらあっちの方が早い―――俺よりも体を使った人生を送っているようだし。

 それだけならばまだやりようがあった。

 だが改め広間を見渡せば、隙がない事に気づく。入り口に四体、出口に四体。体の大きいトロールと、小回りが利きそうなゴブリンと、そして遠距離で攻撃の出来る弓もちのダークエルフ。多分種族があっているかどうかはわからないが、見る分にはそんな感じの姿の敵対者が入り口と出口を固めている。そして槍を装備した歩兵がぐるり、とキャンプを囲んでいる。そう、隙がない。知性がない、理性がない、汚い。教会の教義として教えられてる闇の国の兵士達とはだいぶかけ離れている。理性があるし、理解力は高く、何より技術力が高い。

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| 断頭の剣鬼 | 14:02 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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大学……!

論理の教授「3Pとか4Pについて話し合おうぜ」
ウェブデザイン「4日かけて3時間のビデオ作ったから見てね☆ クソつまんないけど」
英語「3ページレポート、最低英文字な」
2D「さあ、スケブを買うんだ―――今在庫ないらしいけどな!!」

てんぞー「( ゚д゚)ポカーン」

 外道がああああああああああああああああああああ!!!

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| 雑記 | 08:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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追走 ―――ランニング・アフター

推奨BGM:Mors Certa


 全力で疾走し続けて半刻ほど。目指していた世界の果てはあまりにも近すぎた。ルーリッドから世界の果てにある山脈、いや、人類の安全圏とそれを分ける山脈である果ての山脈。そこに到達するにはあまりにも近すぎる距離である。子供の時……テストダイブの時、ここでキリトとして生活していた時にも思った事だが、近い。あまりにも近すぎる。

「世界の果てがこんなにも近いのか……?」

「うん。子供の時、此処へ来たときに、僕もそう思ったよ」

 ユージオの顔の色は少しだが良くなっていた。飛び出した時は青ざめていたが、こうやって体を動かしたぶん、少しはマシになってきているのかもしれない。体を動かすと最悪の可能性を頭から追い出す事が出来る、って言うのは良くアr話で、アスナの件の時に既に実証済みだ。まあ、俺の場合は命がけでそれどころじゃなかったという点が凄まじくあるのだが。

「えーと、確か果ての山脈って場所が人類の生存権と闇の王国を分けている天然のボーダーラインなんだよな?」

 正樹の言葉にユージオが頷く。

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| 断頭の剣鬼 | 14:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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辺境 ―――サダン・ムーヴ

推奨BGM:Mors Certa


 これが夢だと一瞬で気づいた。

 なぜならそれは幸福な夢だからだ。

 そこには俺がいる。

 そこにはユージオがいる。

 そこには―――アリスがいる。

 俺達は笑っているんだ。あの悪魔の木がある広場で。龍骨の斧を置いて、笑っているんだ。ユージオは今までにないぐらい輝かしい笑顔を浮かべ、俺は心の底からその状況をたのしい、何時まで続く様に願い、アリスはしょうがない、といった風に俺達を見ている。何時もの出来事。何時もの光景。何時もの流れだ。アリスもユージオも俺もそこにはいる。村に戻ればセルカが待っている。本当に楽しい日々だ。この木を伐り倒すだけの無意味な日々、と言ってしまえばそれでおしまいだ。俺達にこの木は伐り倒せない事は解り切っている。だってそれに挑戦した先祖たちがいる。そして彼らの成果は目に見えているのだ。

 もちろん俺達にだって夢はある。俺もユージオも木こりでとどまるつもりはない。何時かこの悪魔の木を伐り倒して、この田舎を飛び出すのだ。剣を片手に、もう片手に村長の紹介状を持って、そうやって中央の学園に入学し―――最終的には整合騎士になるのだ。どれもが憧れる、最高の騎士に。それが俺とユージオの夢だ。まあ、ユージオはたぶんそこにアリスとの結婚とか混ぜてるんじゃないかと思うけど。

 だけど、

 それも長く続かない。

 終わりとは常に唐突で、運命とは軽薄である。

 故に、我々は常に喜んで学ぶ必要がある。
Disce Libens


                           ◆

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| 断頭の剣鬼 | 16:07 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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辺境 ―――ナイト・ナイト

推奨BGM:Nacht der langen Messer


 ユージオと一日の伐採作業を終わらせて帰路につく。今日一日でユージオからは色々と貴重な事を知る事が出来た。情報としては非常に有益だったと言える。禁忌目録、ユージオの過去、アリスという少女の話、青薔薇の剣、そして逃れる事の出来ない天職。この世界、そしてユージオを理解する上では必須とも言えるべき情報が自分の中では汲み上げられていた。

 無言のまま、ギガスシダーからの帰り道を歩く。空は既に暗い。

 俺の予測が正しければ―――ユージオが言っていた禁忌目録とは一種のシステム的なルールだと思う。そして、それによって課せられている天職という、労働をしなくてはいけないルール。これがユージオをこの地に縛っている。間違いなくユージオはこの地から解き放たれたいと思っている。だが、天職がある以上それは不可能だし、ユージオにはそれを主張するだけの強い意志が存在しない。何故か解らないが、俺にはユージオならそれだけの意志を持つことができると確信している。そしてそれを生み出すための切っ掛けも必要だと考えている。

 あとは……そうだ。情報だ。正樹がシステムコンソールや周辺に関する情報を色々と集めてくれているはずだ。それと俺の集めた情報を合わせ、そこから判断を進めよう。幸い、本当に厳しくなったら心意を使えば如何様にもなる―――まあ、ヒースクリフに聞かれれば激しく怒られそうなことだが。

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| 断頭の剣鬼 | 16:39 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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辺境 ―――ルッキング

推奨BGM:Burlesque


 想像以上に教会での朝というものは騒がしく、あわただしいものだった。イメージではもう少し大人しいものだと思ったが、そうでもなかった。意外とこの教会、子供たちが多かったりして、そこそこ騒がしいのだ。まずは朝の井戸の前では水の取り合いが起きて、礼拝の時間は若干穏やかで、聖句の様なものを謳い、朝食の時はほぼ戦争のような始末である。もちろん俺と正樹がここに厄介している以上、俺達も貴重な労働現なのだ。朝食の準備、後片付け、それを手伝ったところで朝の仕事……宿泊代分の働きをしたことになる。

「ま、ここら辺でいいわよ。これ以上働かれたら他の子達の仕事を取られちゃうし」

「お、そうか」

「じゃあ、ユージオとの約束があるから……また夕方に」

「……えぇ」

 セルカに自由を告げられると、体を軽く伸ばしながら教会を出る。空は忌々しい程に蒼く、そして澄んでいる。これが現実のsらではなく、魂に刻まれている情報から生み出された世界だ、と言われても到底信じられない。だが持っている情報はそれだけなのだから、その言葉を信じるほかにない。軽く欠伸を噛み殺しながら、その場から村を眺める。

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| 断頭の剣鬼 | 15:08 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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辺境 ―――アーリー・アンサー

推奨BGM:Nacht der langen Messer
*2推奨BGM:Dies irae ”Mephistopheles”


 軽く後ろに倒れ込む様にベッドの中に倒れ込む。ようやく休めるところを得た事から安堵の溜息を吐き、疲労が体に押しかかってくる事を自覚する。一日中歩き回っていた事から本来はシャワーの一つでも浴びたい所だが、生憎ともうそんな時間ではない。教会という場所を祝初施設としか借りている以上、此方は少々厳しいかもしれないが、規律に従う義務がある。そんな事もあって旅人用の客室人案内された俺とキリトは与えられたベッドの上で、ようやく得る事の出来た安息を味わっていた。

 と、そこで教会内の案内をしてくれた少女が出てくる。

「ここにいる間は―――」

「あぁ、お祈りとかに参加するんだろ? 解ってる解ってる」

 妙にお姉さんぶりたいこの少女、セルカの存在は何というか……実に微笑ましい。そう言うキャラは身内の中で言えば香純一人ぐらいで、彼女はちゃんと世話を焼けていたのでいい。というかお姉さんぶりたいで何故か玲愛を思い出した。あの人は都合のいい時だけ年上ぶるから厄介だ。そう言えば最近会ってなかったなあ……。

「……そう、解ってるのならいいわよ。起こしに来ないから起きるのは勝手にやってね。じゃあ」

「あぁ、おやすみ」

「おやすみなさい」

「えぇ、おやすみなさい」

 そう言ってセルカが部屋から出て行った。彼女が部屋から出て行ったことを確認してから、起き上がり、ベッドの淵に座り直す。同じくベッドの淵に、対面側に座っているキリトと顔を見合わせる。

「どうする?」


                           ◆

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| 断頭の剣鬼 | 15:31 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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辺境 ―――ファースト・タッチ

推奨BGM:Burlesque


 水なんてなかった。

「ちくしょう……」

「喉が……かわいた……」

「言うな……」

 そんな言葉を漏らしつつ大地に倒れる草木が生い茂る森の中とは言え、それだけのスペースは十分にあり、そしてそれをするだけの理由が俺らにはある。倒れ、仰向けになって木々の間から空を見上げれば、歩き始めたころは青かった空も既に夕日のオレンジ色に染まっている。都会にはない、スモッグに遮られない美しいオレンジ色の空だ。昔、今の母たちと一緒に田舎へ行った時の事を思い出す。その時、田舎で見た空よりも綺麗に澄んでいる様に見える。皮肉かな、こうやって不幸な目に合わないと美しいものを見れないなんて。

「水なんてないじゃん……」

「だから言うなよ……」

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| 断頭の剣鬼 | 14:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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プロローグ ―――スタート・ザ・ワールド

推奨BGM:Mein Kampf
*2推奨BGM:Unus Mundus


 悔恨とは人生の友であり、決して切れぬ因果でもある。

 人生という旅路を行く者よ、その生には抗えぬ感情が付きまとうだろう。

 それらは全て愚かであれ、人生を美しく彩る絵具である。

 人とはだれもが画家である。

 故に旅人よ、筆を手に好きな色を塗ると良い。


                           ◆

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| 断頭の剣鬼 | 14:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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Frohes Neues Jahr!!

あけましておめでとうございます

 皆様の応援のおかげでこのブログも信念を屈折することなく迎える事が出来ました。短編バラまいたり、本編進めたり、大学したり、色々と忙しい毎日を自分も皆さんも送っていますが、それでもここを癒しの場として利用できているのであれば幸いであると思っています。

 去年同様、いえ、今年は去年よりも賑やかにできればいいな、と思っています。

 続きにすばらしいものを用意してますよ。

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| 挨拶 | 00:21 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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