陳情の先を行く部屋

基本的に二次創作を公開しているブログです。楽しく読んでいただければ幸いです。

2012年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年09月

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Drei

 病院が戦場となっていた。

 マーキュリ・メイガスのアバターとして見る戦場、有田春雪は―――シルバー・クロウはシアン・パイル、彼の親友相手に中々の勝負を仕掛けている。この対戦、注目する事が少なくギャラリーはもともと少なかった。いたとしても五人、六人、その程度のマッチだった。

 だが今は違う。

 この試合はまた別の意味を持って大きな注目を集めていた。

「≪水銀の王≫(メルクリウス)」

 そこに集結していたのは十数を超える数のアバターだった。眼下、病院の中で決戦を繰り広げるシアン・パイルとシルバー・クロウは知らないだろう。今、彼らの決戦はある意味穢されている。この男、マーキュリ・メイガスに注目されている、たったそれだけの事実で。

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| 短編 | 22:12 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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Zwei

 一人で昼を食べる。

 小学校もそうだったが。

 自分は極度のコミュ障だ。友人と呼べるような関係の人間はリアル側には一人もいない。加速世界にもいるにはいるが、簡単に会えるような人物でもないのでぼっちが酷い多い。自分をバーストリンカーにしてくれた”親”も”大戦”の時に真っ先に裏切って絞れるだけポイントを絞り出してからもちろん全損に追い込んだ。恨まれる原因は排除しなければならない。ただ若干やりすぎて”親”が所属していたレギオンまで敵に回った。

 この時点で若干ロールプレイにのめりこみすぎたと気づくべきだった。

 当時超厨二時代が到来した俺は退きも媚も省みもしなかった。

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| 短編 | 18:47 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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新世界 ―――ビギン・アドベンチャー

 トリファ、リザ、玲愛と少し喋ってから教会を出る。道中は特に何もなく、そのまま家へ帰る。

 家に到着しても迎えてくれる人間はいない。母は買い物へ、父は会社で仕事をしている。だから母が帰ってくるまでは基本的に一人で家を使う事ができる。と言っても使うのは自分の部屋とコンセントぐらいだ。

「ただいま」

 返事がないのは解っててもついつい呟いてしまう。コートとマフラーを脱ぎ、それをコートかけに掛けてから二階にある自分の部屋へ向かう。昔は兄と二人で使っていた部屋だが、兄が出てからは自分一人の部屋になっている。昔から使っていたダブルベッドはそのままだが……少しだけ、小さく感じるようになってきた。近いうちにベッドを解体して新しいのをを買ってくる必要がある。

 部屋の隅の机の上にはアミュスフィアが置いてある。内臓バッテリーが存在しないアミュスフィアはナーヴギアとは違い常にコンセントでつないでおかないと起動しない。そのおかげでナーヴギアの問題の多くを改善できたらしいが―――

「よし」

 とりあえず喉も乾いてないしおなかも空いていない。トイレに行く必要はない。仮想世界へダイブする準備は出来ている。アミュスフィアを被り、コンセントをベッドの近くに差し込み、ベッドに仰向けに倒れる。

 目を閉じ、アミュスフィアに電源を入れ、

「―――リンクスタート」

 この先、キリトから連絡を待つ以外はまずはやることがないな、等と思いながらも、

 視界が白に染まる。


                           ◆

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| 断頭の剣鬼 | 14:04 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ10

「どっこぉらぁ!」

 両足で輸送艦に着地する。その衝撃で輸送艦が激しく揺れ、一瞬下へと沈む。

『何をやってんだ馬鹿ぁー!? 落ちるかと思ったぞ!』

 表示枠を通して正純の怒りの顔が映るが、それをチョップで叩き割る。

「そんな事より武蔵へハリーハリーハリー! 武蔵で俺の嫁がご褒美用意して待ってんだよぉ!」

『おい、少しは落ち着けよハッスル副長』

「上空十キロからのスカイダイビングで若干テンションがハイなんだよ! 許してね!」

『駄目だ、テンション振り切れてやがる』

『珍しいものが見れたな……』

 そろそろいい加減に落ち着くべきかもしれない。

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| 断頭の剣鬼 | 09:41 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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Ain

「―――貴女に恋をした」

 ニューロリンカーを使ってアクセスできる梅郷中学のローカルネットワークエリア。二つの黒い影がある。一つは美少女だ。美しい黒い髪に黒の服装、そして黒い蝶の翅。目の前の少女がまだ中学生だと信じる事は中々難しい。なぜなら彼女には普通の中学生には”熟成”された美しさが秘められている。それは成長と共に現れるもので、小娘に現れるものではない。だが現実として目の前の少女にそれは現れている。俊夫超えて現出した内面の美しさはどんな汚泥の中でも溶けず、輝き続ける。だからこそ美しい。その輝きはだれにも汚せない。その魂の輝きに恋をした。

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| 短編 | 20:54 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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Beschleunigung Merkur プロローグ

 アキハバラ・バトル・グラウンド。

 バーストリンカー対戦の聖地とも呼べる場所である秋葉原は領土でいえば黄の王が支配する領土。だが、このアキハバラ・バトル・グラウンドを含める秋葉原、台東区は黄の王、イエロー・レディオでさえ手を出す事が出来ない場所となっている。だからこそこの地はバーストリンカーにとっての聖地であり、そして同時に、

 何らかの理由で加速世界に入れなくなった者たちにとっての天国でもある。

 ルールさえ守れるのなら中立。

 ルールを守れないのであれば敵。

 楽園であり、地獄である。中立を謳えるのはそれだけの力がそこには存在するからだ。

  アキハバラ・バトル・グラウンドは今日もバーストリンカーによる勝負を見せる。

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| 短編 | 18:33 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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プロローグ ―――イン・ナイトメア

推奨BGM:Ewige Wiederkunft


 花束を手に、薄く雪の積もった道を歩く。

 少し前から道はコンクリートではなくレンガ造りとなっている。目的地までの道がレンガの道路となっているがこれ、建設時にそれなりにお金がかかったのではないかと疑問する。今度まだ覚えていたら質問するのもいいかもしれない。だが今は色々と考えるべきことが別にある。だがとりあえずは、

 来ているコートとマフラーをもう少し体に寄せる。

 朝も寒かったが、午後から雪が降るとは聞いていない。これなら傘を持ち歩いていた方が良かったのかもしれないが、事前に天気予報をチェックしなかった自分が悪い。花束に雪が積もらない様に軽くかかった雪を振り落とし、前方に見えてきた教会の姿にほっとする。歩くペースを速めると滑って転ぶ可能性があるのでそのまま速度を変えず、しっかりとした足取りで教会の前へと到着し、扉を開ける。

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| 断頭の剣鬼 | 13:41 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ9

推奨BGM:尸解狂宴必堕欲界


『―――誰が最強か決めようぜ』

 処刑場で、トーリが宣言した。これから極東は全世界と向き合うと、全てと争い末世を超えて進むと。トーリはホライゾンの手を再び握る覚悟ができている。だからあとは下にいる教皇総長から淫蕩の御身を奪えばホライゾンを淫乱にできるのだが、

 その前に問題ができた。

 炎上し、高度を少しずつ下げる三征西班牙の護衛艦の上で、目の前に立つ存在が邪魔なために動けない。武者だ。服装は三征西班牙の物、腰には刀が差してあり、それ以外には特徴と呼べる特徴を持たない女武者だ。緑色の髪が顔を隠しており、その顔を見る事が出来ない。少々面倒なことになった。

「そろそろウチの馬鹿を拾いに行きたいんだが―――」

 首を逸らす、

 瞬間、斬撃が横を抜け、甲板を切り裂く。刀が鞘に収まったままなので居合なのだろう。だが問題は目の前の相手が自分を引き留めるだけの戦闘力を持っていることでも、この燃える艦上に釘づけにされている事でもなく、

 ……見えないなぁ。

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| 断頭の剣鬼 | 10:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ8

推奨BGM:尸解狂宴必堕欲界


 機竜とはそのすべてが鋼で作り出されている鋼鉄の竜だ。その硬度は重圧の中でも動けるようにできており、またいきなり気流にも乗って飛べるようにしなやかであり、まさに竜の名を冠するにふさわしいだけの力を持っている。騎乗可能な兵器の中で機竜は数が少ないが、それでも武神を超える戦力として重宝されている。

『武蔵副長―――』

 それは表示枠を通して聞こえる教皇総長の声だ。

『俺は決して貴様を過小評価しない―――貴様は全力で叩き潰すに値する敵だ……!』

 機竜を二機、K.P.A.Italiaの拠点の防衛から抜き取るほどに、それまでに俺の事を評価してくれている。その事を喜び、

「誓う―――この拳に恥じぬ一撃を繰り出すと―――」

 二機の機竜。そのどちらかが動き出す前に、尻尾の先すらも動かす間を与えずに滑るような動きで接近し、

 音速を超える拳を機竜に叩き込む。

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| 断頭の剣鬼 | 10:38 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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プロローグ ―――ストーリー・モーメンタム

 台東区の路地裏に、その店はある。

 貰った地図を頼りに探すのは初めて来ることもあって、若干苦労した。路地裏と言う事もあったが、そこまで知名度が高いわけではないという事も一因だ。春になれば高校三年になり、すでに始めている受験勉強の合間を縫って家から離れた台東区へとやってきたことには理由がある。

 キリトと言う人物からのメールだった。知らない人物からのメールだからそのままジャンクメールとして処理しようと考えたが、、不思議とその名前を見たら”見るべきだ”と自分の何かに訴えられた気がした。ウィルスだったら危ないだろうな、等と感想を抱きつつメールを見た結果、

 それはSAO帰還者からの、SAOでの兄を知っているという人物からのメールだった。迷うことなくメールに対して返信を送り、その話に飛びついた。台東区にダイシー・カフェという店があるから、そこで会おうと。

 予想していたよりも少し時間がかかったが、目的のカフェへと到着する。カフェの扉を開けるとドアにつけてあるベルがなり、来客を知らせる。カウンターの向こう側にいる褐色の大男の存在に驚くが、エプロン姿が何となく似合うと思う。

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| 断頭の剣鬼 | 12:25 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ7

推奨BGM:唯我変生魔羅之理


 一閃。

 振るわれるのは刃ではない。が、その赤銅色の腕は冷たい鋼鉄の感触を持ち、そしてそれ自体が刃としての特性を持ち合わせていた。故に手刀を繰り出そうが、拳で殴ろうが、”活動”していればすべての攻撃は斬撃へと変換され、

 触れた相手の首を跳ね飛ばす。

 故にまた首が飛び、

 血の雨が降る。

「―――参るぜ」

 その声はいつもの調子、いつもの軽さを含んだ声だが、

 ……ははっ。

「勝利を王に」

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| 断頭の剣鬼 | 09:18 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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プロローグ ―――ウェルカム・リアリティ

 俺が生まれたのは―――兄が生まれてから五年後の事だ。

 母の話によると兄は幼い頃から大人しい、手のかからない子供だったらしい。必要最低限しか泣く事がなく、特に我侭を言う事もない。今ではありえないが大人しく本を読み、礼儀正しい子供だったらしい。五歳にまでなってもその態度は崩れないが幼馴染の綾瀬香純と遊ぶようになり、少しずつ活発になったらしい。そしてその頃に、俺が生まれたらしい。

 記憶している限り、小学生の頃の兄は至って普通だった。普通すぎて、特に気にすることなく普通の兄弟をやっていた。兄は香純の存在もあったおかげで少しずつ活発にはなったが、それでもクラスでちょっと話に交じったりするその程度だ。そんな兄の様子が変わり始めたのは小学校六年生の頃だ。今まで接点のなかった一人の男と出会う事で兄の様子は少しずつだが変わり始めた。

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| 断頭の剣鬼 | 14:47 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ6

 ―――道は出来た。

「本多・二代」

「Jud.何で御座ろうか」

 横に女武者が立っている。武蔵で、葵・喜美と相対した女が横に、最初は敵として、そして今は味方として立っている。その実力を肌で感じ取った人間としてはその存在は心強い。だから彼女を歓迎する。

「むぅ」

 マルグリットが少し離れた位置で頬を膨らませている。が、ポーズだけで本当は許してくれているのは知っている。マルグリットを流石に戦場に連れて行くことはできない。武蔵に置いて行くことになっている。浅間同様、武蔵で活躍してくれるはずだ。だから、

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| 断頭の剣鬼 | 10:03 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ5

 ―――何をして欲しいか、か。

 頬杖をつきながら目の前の原稿用紙を睨む。昨日の夜は色々とありすぎて困った。本多・二代との相対の後にすぐに武蔵に戻ってきてよかったと思う―――おかげで三河に足止めされずにすんだ。ただ戻ってこれたとはいえ、今の状況を打破する具体的手段を思い浮かばない自分では出来る事が少ないから、結局のところ居ても居なくても大差ないかもしれない。まあ、考えるのは生徒会に任せる。

 ともあれ、

 ……何をして欲しいかかぁ……あんまし深く考えるべきじゃないとは解るんだけどなぁ……。

 深く考えれば考えるほどドツボにはまるような質問だ。

 P-01sがホライゾンであり、そして最新の大罪武装であると発覚し、彼女が三河消失を取るために連行されてから一夜―――武蔵にとって状況は、最悪と言っていい方向に転がっている。生徒会は副会長を抜いて全員が権限を剥奪されている。総長連合は生徒会と違って政治には関わっていないため、今の状況では無力だ。戦いとなれば話は別だが、今現在は、

 相対する事さえ封じられている。

 何をしてほしい……。

 そう問われて今、一番最初に頭に浮かぶことは、

 ―――許してくださいマルグリット様ぁ……!

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| 断頭の剣鬼 | 10:47 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ4

*1推奨BGM:唯我変生魔羅之理


 武蔵が停泊している陸港から三河へとたどり着くには二つの関所を通る必要がある。一つ目の関所は通るのにそこまで苦労はないが、二つ目は三河への入り口だ、それなりの警備が存在する。役職者ということでとおれるのは一つ目の関所までだ。だが酒井・忠次が言うには待ち合わせは一つ目の関所を抜けた先で、二つ目の関所の前だ。そう長くいられるわけではないが、戦国最強とも言われる”本多・忠勝”の名を襲名した者との出会いはいい刺激になる。

 そう言われてついてきたが、

 ……これ護衛に使われてないかなぁ。

 横を見て確認できる存在は正純の存在と酒井・忠次だ。酒井・忠次とはサボり仲間でそれなりに親しいが、正純は困ったことにクラスと生徒会、総長連合関係を抜くとそれ以上の付き合いはなかった気がする。こうやって横に並んで歩いていると会話に困る。そんな事を思っていると、

「酒井学長」

 正純が切り出した。

「十年前に、後悔通りでいったい何があったんですか?」

 過去を思いをはせ、罪悪感で胸が痛む。


                           ◆

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| 断頭の剣鬼 | 10:55 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ3

 武蔵の艦上を駆け抜ける姿がある。既に恒例となっているそれは武蔵の主力、総長連合生徒会の役員が一挙に集まっているクラス―――三年梅組とその担任、オリオトライ・真喜子の姿だ。戦闘を得意とする生徒が率先して攻撃を仕掛け、それがあしらわれている。だがその光景を二年前から眺めている人物から言わせれば、確実な成長が見て取れるだろう。二年前だったら攻撃を中てるどころか追いつく事だけで精一杯だった。今、オリオトライの髪に攻撃を掠らせ、そして刃を抜かさせているだけでも大きな進歩だ。

 それを、

「パンうめぇ……!」

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| 断頭の剣鬼 | 10:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ2

「これが俺の幕引きの一撃だっ!」

 全力でハリセンをフルスイングする。そこに一切の遠慮は存在しない。文字通り全力、全身全霊の一撃だ。振るのと同時に耳を刺激する高い音と衝撃波が発生し、ハリセンの先にいた存在が、

「うひょお―――!」

 飛ぶ。それは人間だ。いや、人の形をした何かだ。いや、全裸だ。そう、全裸だ。全裸がケツにハリセンを受けて空を飛んでいる。ものすごいスピードで空を飛んでいる。そりゃあもう凄い勢いで空を飛んでいる。何やら楽しそうに奇声を上げながら飛んでいる。そろそろアレは規制されるべきだと思う。ともあれ、ハリセンで吹き飛ばした空飛ぶアレは全裸で、非常に不本意ながら身内に入る人間だ。まさか自分が香純の様にツッコミの側の人間になるとは思いもしなかった。

 ほんと、こうやって全裸のケツにハリセンを叩き込む様な日々が来るとは思わなかったなぁ……。

 奥多摩にある武蔵アリアダスト教導院の校舎の窓から空を行く葵・トーリの姿を見ていると、

「ナイスショットアキちゃん!」

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| 断頭の剣鬼 | 11:18 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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陸話

「っわ」

「しっかりつかまってろよっ!」

 肩に乗るアリスを抑えつつ素早く空に飛び上がる。悪心を強く持つ存在が近くにいたおかげで少し余裕がある。スピードを上げて、公園の上空を飛ぶ。即座に背後から追いかけてくる姿がある。

「待ちなさい!」

 声を出して叫ぶのは黒い服の少女だ。手に魔力を集め、それを此方へと向けてくる。

「止まらなければ撃ちます!」

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| 東方 | 15:18 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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IF外伝 境ホラ1

 奇跡を疑え。

 都合のいい展開なんてありえない。そんなご都合主義を信じてはいけない。仮にあったとしても、それは絶対何らかの要因が存在し、そういう風に仕向けられたことだと理解しなくてはいけない。純粋に全ての結果は今までの努力と、そして行動によって積み重ねられてきたものだと考えなくてはならない。

 神様に祈ってはいけない。

 神を頼ってはいけない。

 神を信じてはいけない。

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| 断頭の剣鬼 | 11:07 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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今回はアンケートですね

 どうも、みなさん、やっとSAO編が終わりましたね。移転であるはずが何故か完全書き直しにになってしまいましたねぇ。何ででしょうか。いや、本当に。おかげで一日3話移転予定が再び1日1話執筆になっている不思議。なんでこうなってるんでしょうねー? ねー?

 まぁ、そんなわけで皆様のおかげで何とかSAO編完ッ! ただし戦いは続く……!的な状況となりました。あと初めてこれ使いましたがけっこー目立つ感じですね。

 っとまあ、それで次回からめでたくALO編入った弟や司狼、キリトさんが更にヒャッハー始めるのですが、みなさん覚えてます?にじファン時代には外伝として、

【もしここで明広が死んで○○へ行ったら】

 なぁーんて外伝ネタやりましたよね?

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| 雑記 | 18:45 | comments:27 | trackbacks:0 | TOP↑

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楽園 ―――ソードアート・オンライン

推奨BGM:Jubilus
*1推奨BGM:Unus Mundus


                 「一 二 三 四 五 六 七 八 九 十」

 踏み出しながら口から零れるのは歌だ。発する度に体に変化が現れる。先ずはギロチンに文様が、そして右腕に文様が浮かび、

                   「高天原に名高き悪神あり」

 左腕も赤銅色に染まる。その腕、そして左腕に握られる刃にも幾何学模様が生まれる。術の、そして魂の影響を受けて刃が中身に変質をきたし始める。それは右腕と似た変質だった。

               「我は星 天に輝き森羅万象照らす明星」

        「芦原中国平定 建御雷 経津主 我が身武威による征服敵わず」

 右手のギロチンだけではなく、左手の大太刀も性質としての変化を受け、その中身は武器から処刑の為の刃へと内部的変貌を遂げる。両の刃を逆手に握り、首元まで持ち上げて腕を交差させる。

                  「輝ける我が求道に迷いはなし」

               「今この至高の刹那を全力で駆け抜けるのだ」

 そう、今の俺には迷い等ない。あるはずがない。この道が破滅の道だと誰よりも理解している。この先が存在しない事を誰よりも感じ取っている。マリィもきっと、いや、絶対に感じ取っている。だけど何も言わずに俺と同じことを信じてくれている。苦笑して許さないとは言うけど、抱きしめてくれる。だから今、俺たちが一緒にいられるこの刹那を誰よりも、何よりも輝こう。滅ぶその瞬間まで、誰にも触れられない輝きでいよう、マリィ。

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| 断頭の剣鬼 | 18:33 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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楽園 ―――ノー・モア・ライズ

推奨BGM: AHIH_ASHR_AHIH


 胸に浮かぶ感想は一つ。

 ―――あぁ、やっぱりこうなるよな。ごめん……寒い。寒いよ、トウカ。

 自身の体温が感じられない。息をしているのかも解らない。ただ負けたって事だけは理解できる。どうしようもない。最初から解りきっていたことだ。断頭の剣鬼。今まで何百もの首を切り落としてきたんだ。たくさん殺したからって自分が死ぬことがないわけじゃないし、

 何よりも―――俺は生きる事を放棄していたんだ。

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| 断頭の剣鬼 | 10:55 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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楽園 ―――アンサリング

*1推奨BGM:Dumme Marionette


 ボスが完全に沈黙するまでにかかった時間は一時間を超えた。異常なまでの攻撃力、そしてライフの高さを持ったスカル・リーパーは簡単に死ぬことを良しとせず、隙を見つければプレイヤーを引き裂き、あっさりと殺した。もはや直撃すれば死ぬという事は共通の認識であり、即死以外で受けるダメージは削りダメージによるのみだった。

 その場にいるほぼ全員が体力を半分以上減らしていた。

 そう、ほぼ全員。その中での例外は―――俺とヒースクリフに他ならない。

 誰もが疲れ切った様子で石畳に倒れている中で、俺とヒースクリフだけが悠然と、疲れを見せないで立っている。周りからすれば異常の極まりなのだろう。

 だが、今回一緒に戦って分かった。こいつは―――


                           ◆

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| 断頭の剣鬼 | 08:54 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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楽園 ―――プロッティング

 ……注目されてんな。

 周りの視線が自分に集中していることを自覚する。贔屓目に見ても確実に人気者だ。もちろんいい意味ではなく、悪い意味でだ。此方へと向けられる視線の多くは恐怖や嫌悪の視線だ。大粒の雨が容赦なく打ち付けてきているのにここまで嫌悪の視線を送ってくるとは中々のものだと思う。

 さて、

 申し訳程度に邪魔にならない様に転移門広場の端の方に移動し、設置されているベンチに座り、足を組んで腕を組む。装備は変わらず赤のフード付き衣に篭手と具足、その下にレザーのパンツ、そして上半身は黒いシャツ。

 最後に、首には斬首痕を隠すためのマフラー。

 変わらない姿でいるのだ。

 そりゃあバレる。

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| 断頭の剣鬼 | 19:12 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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楽園 ―――デスティナイド

「んがぁっ!?」

 大きな音と共に目を覚ます。ベッドから落ちそうになった体を持ち直し、上半身を持ち上げる。指の動きで召喚したホロウィンドウの隅に表示されている時間はまだまだ朝の早い時間を示している。本来ならまたこのまま二度寝に突入する所なのだが、

「あー……」

 拠点にしている高級宿の部屋の窓から外の世界を覗き見る。

「こりゃあ」

 酷い空だ、と言いたくなる。

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| 断頭の剣鬼 | 11:18 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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そろそろ普通に雑記ですよー

 どうも、普通に雑記してないのでそろそろ雑記かなぁ、と思ってこれかいてたり。まぁ、そんなわけで皆さんお久しぶり。いつもいつも感想ありがとうございます。返信はしていませんがいつも読ませていただいております。

 モチベーションになってるから遠慮せず感想はくださいね!

 まぁ、あとがきもまえがきも書かなくなりましたけどねー。

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| 雑記 | 15:07 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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祝福 ―――マイ・リアリティ

「―――それでは」

 マキナが小さなステージの上で立ち、

「ショートコント―――ザミエル」

 マキナが葉巻を吸うような仕草を取りながら、

「は、ハイドリヒ卿、私はただ……貴方に―――」

「ストップ! スト―――ップ!!」

「アウトォ―――!」

「そりゃあ身内ネタだアホ! キモイんだよ! 声真似やめろ!」

「あはははははははは―――ははははは、は―――ははははははは!」

「ショートコント二番……」

「やめろぉ―――!」

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| 断頭の剣鬼 | 11:36 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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祝福 ―――プロージット

 ―――キリトの敗北。

 それはそれほどまでの衝撃としては広まらなかった。

 やっぱり。なんとなく。順当。

 そんな評価で、最初からヒースクリフの勝利は予想されていた。圧倒的知名度のあるヒースクリフとソロのキリトでは、どうあっても人気の差というものがある。今回はそれが働いただけだった。キリトは敗北して血盟騎士団に入団し、ヒースクリフが新たな手駒を得る。そういう結果で終わった。

 が、長く続かない。

 数日後、キリトとアスナは血盟騎士団を退団し―――


                           ◆

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| 断頭の剣鬼 | 12:01 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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伍話

 ロリを肩に乗せて歩くというのは中々にシュールな光景だと思う。特に少女の名前―――アリスと、それを大声を出しながら公園で叫ぶというのは勇気が必要な行動だと思う。今更この程度で落ち込むほどのチキンハートを持っているわけではないが、苦手な部類の生き物に異様に懐かれながらその母親を探すのは結構精神的に来るものがある。

 半径100km以上はある超巨大な公園は魔界人からしてみれば飛んで抜ければいいという認識の場所だが、景色はそれなりにいいので歩くのにはいい場所でもある。ただ、歩きすぎると迷って出てくる頃にはゾンビになってるか十年単位で迷うか、どちらかだ。だから、

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| 東方 | 19:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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二刀流 ―――ザ・ストロンゲスト・マン

推奨BGM:Thrud Walkure


 コリニアの中央にはコロシアムがある。

 流石ローマ風の街造りというべきか、コロシアムの外観は中々壮大なものがあり、大昔にその中で戦っていたグラディエイター達の姿や、それを見に来た大量の観客達を幻視出来るほどに立派なものだ。だがここで戦うのは古代ローマの奴隷闘士達ではなく、

 俺とヒースクリフだ。

「キリト君、頑張って……!」

「あぁ」

 選手控室を抜けて中央闘技場へと続く暗い廊下を歩く。既に背中には二本の剣、≪エリュシデータ≫と≪ダークリパルサー≫が装備されている。今日という日の為にリズベットに一段階の強化と研ぎを頼み、ヒースクリフ相手に万全を期してある。

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| 断頭の剣鬼 | 10:33 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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