陳情の先を行く部屋

基本的に二次創作を公開しているブログです。楽しく読んでいただければ幸いです。

2012年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年08月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

黄金 ―――スティグマ

 いつ以来だろうか、本気で戦って負けたのは。少なくとも高校に入学してからは一度も負けた記憶はない。だけど、やっぱりアイツ以外に俺が負けることはなくて、そしてアイツも俺以外には負けたことはない。互いにそれが今の誇りになっていて、お互いに”アイツ以外には絶対に自分を殺せない”とどっか妄想めいた、確信のようなものを持っている。馬鹿だ。そんなことはありえない。

 どうしようもない暴力の前ではそんな誇りは無意味だ。

≫ Read More

スポンサーサイト

| 断頭の剣鬼 | 08:27 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

黄金 ―――メフィストフェレス

推奨BGM:Dies irae "Mephistopheles"


 殺意。

 それは底なしの殺意。

 殺す。

 死ね。

 散れ。

 消えろ。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 09:04 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

黄金 ―――トゥルー・フィアー

*1からの推奨BGM:L∴D∴O


 食事が終わった時には、魔女自分の中で完全に意識を覚醒させていた。何時もと変わらない憤怒と憎しみを纏って内側にいる魔女と対峙する。大丈夫だ。今日も俺はこの魔女と向き合っていられる。まだ憎しみは深い。今日も頑張っていられる。

 それを確認したところで、頭上のカーソルを確認する。

「何日経ったか、それまでは教えてくれなかったと」

 頭上で輝くカーソルマークはオレンジ色から緑色に変わっていた。基本的に犯罪者を示すカラーカーソルは数日大人しくしていれば元の色に戻る。そして俺の色が戻っているという事は数日間眠らされていたのか、もしくは何かしらの方法でカーソルの色を変えられたという事になるが、確率を考えれば前者だろう。流石の超人集団だとしても、カーソルの色まで操作出来たらもう何でもありだ。今すぐ空を飛んで百層へ向かえると言われても疑わない。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 10:48 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

黄金 ―――チャペル

 久しぶりに昔の夢を見た気がする。

 既知感があっても笑っていた日々。既知感のない展開を探していた日々。

 既知の攻略法を探していた日々。

 ばかばかしく、美しい日々だった。

 今はもう既知感が来ない。それはトウカのおかげか、それとも詐欺師が取り除いたか、もしくは魔女が宿ったからか。それを判別する方法はない。だが久しぶりに見た昔の夢のおかげで、不思議と心は落ち着いている。ささくれ立った心が癒された気がする。だからだろうか、特に警戒する事もなく、起きてしまったのは。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 10:09 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

黄金 ―――ノー・フューチャー

*1推奨BGM:AHIH ASHR AHIH


 マキナの動きを制したのは二つの声だった。

「それ以上は」

 声と共に前に一歩だけ出たのは黒髪の東洋人の男だった。

「殺してしまえばハイドリヒ卿にどう言い訳するんですか」

 優しい物腰の青年だ。言葉でマキナを引き止めようとしている。出会った瞬間暴力を披露してこないあたりはマキナよりも好感が持てる。

「怒られたいならてめぇ一人の時にしろ。テンション勝手に上げて戦った挙句、そのまま殺しちまったごめんなさいなんて冗談じゃねぇぞ」

 白髪の男も一歩だけ前に出る。その言葉は荒々しく、黒髪の男とは真逆の印象を受ける。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 10:21 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

黄金 ―――ニグレド

推奨BGM:Einherjar Nigredo


 一瞬の加速と肉薄。

 百七十を超える大太刀が要求するSTR値は凄まじい。それこそ現段階でもSTR値を多めに振っているダメージディーラーにしか振るう事はできないほどに。最大、最高の威力を叩き出すために両手で握った大太刀を下から切り上げるように、ソードスキルを使用し首を狙い振るう。

「狙いは悪くない」

 首はSAOのプレイヤーが一番防御し難い場所だ。フルプレートアーマー等の完全防御型の装備でもなければ、首に防具を着ける事はほぼない。そして設定されている肉質も、首は一番柔らかい部分となっている。だから首への攻撃は非常に優秀な手段だ。

「だが相手を見極める必要がある」

「なっ……―――」

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 09:15 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

黄金 ―――ホープレス

推奨BGM:Noli me Tangere


『Je veux le sang, sang, sang, et sang』

 ―――眠れない。

 ここ数日は一睡もしていない。とてもだが眠れる気がしない。眠る気もない。どうしようもなくイラついているのが解る。

『Donnons le sang de guillotine』

「うるさい黙れ。許さない。絶対に許さない。待っていろ。何時かお前も殺してやる。茅場晶彦もお前もあの詐欺師も絶対に殺してやる。首を洗って待っていろ。あぁ、絶対にだ」

 口に出して言うが、それを聞く人間は周りにはいない。常に暗闇で覆われている二十七層、その迷宮区の一角で何を言おうが誰にも言葉は通じないし届かない。迷宮区にいる以上鬱陶しいフレンドメッセージが届く事もない。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 19:57 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

柊 ―――ベルセルク・バース

推奨BGM:Ewige Wiederkunft


「トウカ!」

 一撃を受けて吹き飛ぶトウカの体を捕まえ、転がりながらも抱き寄せる。直ぐに抱き寄せたトウカのライフバーを見る。それは止る事無く減少を続けている。

「クソ!」

 悪態を吐きながら回復結晶をトウカに使う。が、

「無駄だよ」

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 01:55 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

柊 ―――フォー・マイ・ラブ

推奨BGM:Deus Vult


「スイッチ!」

 悲鳴に似た叫びでその言葉が出てくる。

 再び≪ハヤテ≫で一気に接近し最速の居合いをツイン・オーガの巨体に叩きつける。が、その一撃を受けてもツイン・オーガは一切ひるまないどころか復帰の動きを既に始めている。最初は鈍かったツイン・オーガの動きはライフバーを二つ減らしてから見違えるように変化した。

 まるで狂ったかのように斧を振り回しては、隙だといえるような攻撃をしなくなったのだ。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 00:09 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

柊 ―――オープン・セサミ

 そこからレイドパーティーのメンバーが全員揃うのにそう時間は掛からなかった。ボスの攻略で重宝される壁の役割を果たすプレイヤー達と言葉を交わしボスの攻略法を話し合っていると、一番最後に隊列を組んで鎧と制服の集団、つまりは≪アインクラッド解放軍≫のメンバーたちが到着する。攻略において一番多くのプレイヤーを提供しているだけに、そのメンバー数は全体のほぼ半数に届く。

 隊列を組んだまま休憩エリア最奥にまで到着すると、そこで休んでよしと声を出しついてきたプレイヤーを休ませる。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 22:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

柊 ―――ビフォー・ザ・レイド

 右足で踏み込む。

 七メートルほど先にいるのは人の形をしてはいるが、豚の顔をしたモンスター、≪オークウォリアー≫。体長一.七メートルほどの大きさを持つそのモンスターはこのフロアでは比較的強い方のモンスターとして分類される。肥満体の様にしか見えないその体は鎧で覆われているうえに、厚い脂肪で守られたその体は刃物系の武器が通りにくく、経験値は良いがやや効率が悪く相手にされにくいモンスタの一つだ。

 だが、それは≪カタナ≫を使う自分には関係ない。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 21:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

柊 ―――ミート・イン・ドリーム

開始から最初の◆までの推奨BGM:AHIH ASHR AHIH
*1からの推奨BGM:Unus Mundus

アインクラッド第二十五層
二〇二三年六月


 自分の前世について、はっきりと覚えていることは年を重ねるにつれて少なくなっていると自覚している。だがそれも仕方がないと思う。大学生になって、小学校でのクラスメイトの声を覚えているか? と問われて"いいえ"と答えるのと一緒だ。毎年やってくる新たな記憶によって古い記憶が上書きされているのだ。そのため、印象の薄い記憶は残りにくい。ちなみに科学的に言えば悲しい記憶などのマイナスなイメージほど強烈な印象として残りやすい。幸せな記憶よりもだ。つまり、自分が何を言いたいかというと、前世の大学時代に外国語を軽く習っておいてよかった、という事だ。

 といってもその知識も長い間使ってなくて大分錆付いてしまった。だけど、それでも目の前の、この光景は、昔に見た覚えがある。SAOデスゲームの事件以外にはまったくもって変哲のない人生を送っていたつもりだが、どうやら神様はそこまで優しくない様子だった。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 01:16 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

刀巡り ―――パーティー・タイム

推奨BGM:Walhall


「―――おーい、全員に飲み物は行き渡ったか? いったか? んじゃ、かんぱ~い!」

「かんぱぁーい!」

 カン、木製のカップがぶつかり合う低い音が酒場中に鳴り響く。現在、≪羽馬亭≫の一階酒場部分、そこは大勢のプレイヤーであふれており様々な料理と飲み物がずらりと並んでいた。その量と見た目から相当のコルがつぎ込まれているのがわかるが、誰もがそれを気にした様子はなく楽しく笑い、乾杯とぶつけ合ったカップを口へと運ぶ。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 23:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

刀巡り ―――オン・ジ・エッジ

推奨BGM:Thrud Walkure


 曲刀系スキルの中でも高性能なスキル、重単発の上位ソードスキル≪フェル・クレセント≫が発動する。四メートルの距離を0.4秒で埋める事の出来るそのソードスキルは優秀であり、スキル経験値上昇バフアイテムで、他のプレイヤーよりも習得を早くしているために、これを覚えているのはたぶん自分ぐらいだろうと思う。だからこそ使いすぎて自分が課金者であったり、≪ビーター≫とバレないように使いどころは注意しなくてはならない。それに優秀なスキルに身を任せていればその分プレイヤースキルが落ちてしまう気がする。自分自身を律する意味でも、試練を課して自らを鍛えるためにも、パーティーなどでは封印していたスキルを使用する。今回は信用できる仲間がいることと、強敵との戦いと言うことで利用する。

 その一撃が、一番前に居た≪ロックトード≫へと突き刺さる。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 22:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

刀巡り ―――ディフィート・ザ・エネミー

推奨BGM:Thrud Walkure


 その後≪ダウナ鉱山≫の廃坑区画、その攻略は順調に進んだ。突進系のスキルを使って敵を纏めつつ、それを範囲の広いソードスキルで一気に殲滅する。倒せなくてもAIアルゴリズムの単調なモンスターであれば、対人戦では乱用の出来ない突進系のソードスキルを多用でき、それでモンスターを吹き飛ばしながら坑道を進むことが出来る。その過程でレベルアップもしたり、見たことのないドロップも出たりした。やはり未踏破のダンジョンは色々と美味しいことを確認する。だがその廃坑ダンジョンも残す部屋は一つだけとなった。

 全てのダンジョンに共通して存在する休憩エリア。そこはモンスターが湧くことがなく、そして進入することもない文字通りの休憩するためだけのエリアだ。迷宮区やダンジョンに篭るプレイヤーは主にここを利用し、敵が来ないことに安堵しながら眠るのだが……最近では少しずつだが治安が悪化し、オレンジプレイヤー―――つまりは犯罪者プレイヤーが増えてきたので、ダンジョンで眠ってたら休憩エリア圏外まで引っ張られモンスターに殺された、何て話も噂程度には聞く。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 21:32 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

刀巡り ―――セカンド・レイド

 時間は昼過ぎ。第八層≪ダウナ鉱山≫の地下二階。廃坑へと繋がるちょっとした広間にその集団はいた。見るだけで個性的な姿をする集団だということは一目瞭然である。槍と大盾を持った鎧姿の青年、顔を鉄の兜で覆い巨大な両手剣を握る騎士、小さい姿に似合わず凶悪そうな鈍器を握る小さな少女、大鎌を肩に担ぐ赤毛の女、そして海賊刀を腰にさす女顔の青年。

 その集団はダウナ鉱山の廃坑区画の攻略パーティーだった。メンバーは全員今時間が空いている者で、それで尚且つ顔見知りのメンバーだった。旨みがないわけではないがそれでも普通は呼ばれただけではこないために、現れた二人の鎧姿の男達が情に厚いのかそれとも優しいだけなのか、それを計ることは出来ないが二人が裏切らない人間であることを示していた。

 その中で、パンパンと両手を叩いて赤毛の女が注目を集めた。

「それじゃ、突入前にショートブリーフィングしようか?」

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 20:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

刀巡り ―――ファースト・レイド

 第八層の攻略は約九日程で完了した。

 現在の攻略ペースは第一層の三週間を抜けばコンスタントに九~十日と言うペースで攻略が続けられており、≪攻略組≫は常に最大の危険地帯でもっとも良い効率をを叩きだす為に寄り道をせずに進むために、多くの場合で攻略されない、いわゆる効率の悪かったダンジョンが手付かずのまま残されて行く。

 この≪ダウナ鉱山≫もその一つだ。

 八層での攻略ではまったく関係がなく、それでいて入手できる経験値は少なかったがために攻略はされず、だがそれでも鍛冶職人にとっては貴重な鉱石素材が手に入るために小規模なパーティーが進入する程度の、その程度のダンジョンだった。だがその実態は違った。リターンが小さいのは入り口周辺だけであって、奥へと行くとスキルレベルの上達具合によってあけることの出来る鍵が存在し、更に強力なモンスターと貴重な鉱石が確保できる、レベル別に区分けされているタイプのダンジョンであった。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 19:17 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

刀巡り ―――ショッピング・ストリート

「んじゃまたな」

「おう、今日中にボス部屋を見つけるさ」

「それでは私も迷宮区までご一緒しますよ」

「ボクは―――」

「オメーはしっかり休めよアス」

「解ってら」

「トウカちゃん! サイアスたん! デート頑張ってね!」

「しっかり筋☆肉を休ませて上げるんだよ? それが筋☆肉を成長させる―――」

「お前ら二人は黙ってろ。あとここバーチャルだから。STR上げなきゃ筋肉ふえねーから」

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 18:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

刀巡り ―――モーニング・フレンジー

アインクラッド第十四層
二〇二三年三月


 アインクラッドの攻略が開始されてから、約三週間で一層は攻略された。

 最初の混乱は酷く、とても攻略を開始できるような状況ではないのが現状であった。だがその現状を無視し、前へ、前へと進むプレイヤーがいた。それは俗に≪廃人≫と言われる、重度のMMORPG中毒のプレイヤーのことであり、まだアインクラッド全体が混乱に包まれているうちに所有する情報を全て使い、βテスト時の経験と情報を生かし、まだ攻略には時間がかかると思われていた一層目を攻略。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 17:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

はじまりの日 ―――ファースト・ショウ・オブ・デス

―――駆ける。

 暗闇、月明かりは照らさぬが、それでも何故か目視できる暗闇の中を駆ける。目標はただ一つ、前方に存在する≪花つきリトルネペント≫である。それ以外にはまったくの興味はない。前方には先駆けるように十四,十五ほどの少年、数時間前に出会ったばかりの≪キリト≫と言う名のプレイヤーが初期装備である≪ショートソード≫を抜き、真っ直ぐ、自分と同じ目標である花の付いたネペントへと駆ける。しかしそのネペントの更に奥、闇の中にまぎれて存在するネペントがいる。それは花のついたネペントとは違い、頭上に人の頭ほどはある大きさの実を成していた。それに向かってこれも先ほど出会ったばかりのプレイヤー、≪コペル≫が向かって行く。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 20:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

はじまりの日 ―――ハンティング・フォー・トレジャー

 キリトとパーティーを組み、それから始まったパーティーとしての行動は、効率を見るなら素晴らしいの一言だった。戦闘での役割は簡単だった。お互いに索敵スキルを使いリトルネペントを探し、見つけると今現在手元にある唯一の遠距離攻撃手段、つまりは投擲のスキルを使いネペントの急所にスローイングナイフでの攻撃を仕掛ける。ネペントがダメージに気づきこっちを察知すれば、攻撃した相手へとヘイトが高まる。それは即ち先制攻撃を行った自分へとターゲットが来る。ネペントがそうやって自分へと気を取られているうちにキリトが背後からソードスキルを交えた二連撃を食らわせ、そしてそれによりネペントは消滅する。一人でなら数十秒かかる戦闘ではあるが、二人いると到着を待つ必要も武器を構えなおす必要もなく、釣りとターゲット取り、そして攻撃と役目を分散することに加えて、両者共に索敵スキルを所持するために一匹倒した後次のを見つけるまで時間が短い。つまりは、

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 17:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

はじまりの日 ―――マイ・ウェイ

『―――プレイヤー諸君、私の世界へようこそ』

その一言で世界は激変した。

 それは法則、それはルール、それは絶対、それは概念。どの言葉も意味は変わらず、その全てが指し示すことは一つ。

 茅場晶彦は、この世界においては神に等しい存在であるということだ。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 13:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

プロローグ ―――スターティング・ディザスター

二〇二二年十一月六日日曜日午後十二時



 海賊刀を片手に握り、一面広がる草原を駆け抜ける。本来なら十数秒で疲れ、荒い息を漏らすであろう速度で走ろうとも決して疲れを見せる事無く走り、あまつさえ"海賊刀"などという金属の塊を持って走れる状態はまさに異常としか表現できないだろう。現代日本であれば確実に異常とみなされるであろう光景だ。

 そう、それが、通常であれば。それが現代日本を舞台としていればの話だ。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 12:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

プロローグ ―――ハロー・ワールド

推奨BGM:Unus Mundus




 ―――君は、来世があったとしたら一体どうする?

 君は自分の前世の知識を総動員して周りの改革に励む? もしくは新たな知識を求めて更に貪欲に勉強するか? はたまた体を鍛え過去には出来なかったことを成そうとするか? 幻想でも妄想でも夢想だとしても、一度は誰だって"もし"と願ったことがあるはずである。だが、それは完全に想像の産物であることを忘れてはいけない。幻想も妄想も夢想も、それは全て"想"うことから来る事象だということを絶対に忘れてはならない。だから、それは想いであって絶対的な現実でありえることではないのだ。

≫ Read More

| 断頭の剣鬼 | 11:43 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

魔法少女リリカルなのはStrikerS ~不良騎士道~ 第28話 不良騎士暴走し続ける

『コーリング。こちらスネークヘッド。スケイルズ、応答せよ』

『スケイル1厨房でスープの仕込みをしてます。これ美味しいからレシピ教えてもらお』

『スケイル2受付で隣の女の子をナンパしてるぜぃ。中々の好感触……!』

『スケイル3立食パーティーに参加している。媚を売る連中がウザイ。死ね』

『スケイル4制服に着替え店内で待機中です……ってあれ、ルシオのパーティー話ってマジだったの? というか死ねはないでしょ……』

『あぁ、マジだ。騎士ウィルフレッド。ホテルを爆破するならこの豚共を確実に葬りたい』

≫ Read More

| 不良騎士道 | 15:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

魔法少女リリカルなのはStrikerS ~不良騎士道~ 第27話 不良騎士の暴走

「―――カリムがお見合いとは、大きくなりましたね……」

 シャッハはしみじみと時の流れと周りの成長を感じ、またその変化速度に驚かされていた。ヴェロッサとカリムはシャッハが教育係として担当していた子供二人だ。当時から作法や人の接し方、魔法の使い方や教会の騎士として必要な知識。そうやって社会に出る上で恥ずかしくないよう二人を育ててきた自信がシャッハにはある。

≫ Read More

| 不良騎士道 | 14:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

魔法少女リリカルなのはStrikerS ~不良騎士道~ 第26話 不良騎士と聖王の器

「いいか、良く見てろよ……?」

「う、うん」

 中庭、ヘテロクロミアの幼女ヴィヴィオの前には芝生で倒れているウサギの人形の姿がある。人形としてはそこそこの大きさを持ったそれはヴィヴィオが目を覚ました時、一人では寂しいと手配された物だ。そして、実際にヴィヴィオはその可愛らしい兎の人形を気に入ってどこへ行くにも持ち歩いている。

 そんな兎の人形が倒れている。

≫ Read More

| 不良騎士道 | 14:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

魔法少女リリカルなのはStrikerS ~不良騎士道~ 第25話 不良騎士と茶番

 青い狼……ザフィーラが機動六課の本部、その廊下を独りで歩く。時間的には局員は既に活動して働いている時間だが、昨日のガジェット襲撃事件の出動を受け、ほぼ全員が疲弊している。疲弊といってもそこまで酷いものではないのだが、それでも新人たちは予想外の出来事にかなり疲弊していた。だがそれを抜けば機動六課は通常通りだった。新人たちは何時もより少しばかりの休息を得て、隊長陣は昨日の後始末を遂行する。

 そんな状況の中、ザフィーラは基本的に暇だ。

≫ Read More

| 不良騎士道 | 14:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

魔法少女リリカルなのはStrikerS ~不良騎士道~ 第24話 不良騎士と無限の欲望

 倒したはずのガジェットがまた起き上がり、戦闘態勢に入っていた。

 ある意味、それが機械として欲される一番の能力だろう。たとえどんな負傷を得ても絶対に破壊されるまで動き続ける。主人には傷が行かず、破壊し続けることが出来る。破壊兵器としての利点はそこに行くだろう。故に機能停止したかのように思えて再び動き出した所で驚愕は生まれるが―――そこまでの動揺はない。

≫ Read More

| 不良騎士道 | 14:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

魔法少女リリカルなのはStrikerS ~不良騎士道~ 第23話 見習い騎士と続獣機戦

「頼むわよ」

「美少女に頼まれた! 美少女頼まれた! フゥハハァー!」

「こいつうぜぇ」

≫ Read More

| 不良騎士道 | 14:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。